『その想いをかたちに』
それが私たちの使命です。

お葬式コラム

お葬式コラム ~ 思ったこと、感じたこと、考えさせられたこと ~

2017年 4月 21日(金)~ 消費者の権利と義務について ~
 お葬式のお打合せは、ご逝去後、ご安置を終えてすぐ行われることが一般的です。例外として、ご逝去された時間が深夜だったり、早朝などの場合は、時間を調整して行われることがあります。お葬式のお打合せには、90分から場合によっては180分程度掛かることがあります。ですから、お打ち合わせに入られる前に、自分の今の状態(睡眠不足や疲労)を分析し、無理をせず、少しでも正しい判断ができそうもないと思われた場合には、ご遠慮なさらずに、お打合せの日程を改めてもらえるようにお話をして頂ければいいな、と思います。例えば私ども以外の葬儀社が同様の場面で、『式場や火葬場の予約が取れなくなります。』などと言って、一方的にお打合せを急かすような言動や態度で臨んでくる葬儀社があったとすれば、お世辞にも良い葬儀社とは言えないのではないかと思います。

 多死社会となった現代では、今すぐなら式場や火葬場に空きがあり、予約ができる状況にあったとしても、数時間後に確認してみると埋まってしまっているということは、意外と良くあります。しかしそのようなことは、葬儀を終えた後になって振り返ってみれば、1~2日、日程がずれ込んだだけで、そこで無理に日程を決め、深夜や早朝などの思考がおぼつかない状態で決めた葬儀内容で失敗するよりも、ほんの少し時間に余裕を持つことで、きちんとした準備ができ、納得のいくお別れがでたことを良かったと思うことの方が大切だと思いますし、実際、そのようなお話をされる方が多いです。個人的には、ご逝去の翌日から3~4日後にお通夜ができるのが、お葬式の日程としては理想だと思っております。

 お葬式のお打合せが終える段階で、弊社では必ずお見積書を提示・ご説明し、ご署名を頂くことになっております。この署名をいただくことの意味は、『このお見積書の内容で弊社が役務を請け負います。』ということを確認しました。という意味になるのです。いわば、請負契約の締結になるわけです。葬儀社である弊社は、『お葬式の施行』が契約の内容になります。喪主様(又は施主様)から指定された葬儀内容(葬儀セット・プラン)のお葬式を滞りなく行った場合は、お約束の代金を支払いましょう。というな契約です。(民法632)

 ですから、見積書に署名をした時点で、私たちは、喪主(施主)様のご指定通りの葬儀になるよう、細心の注意を払い、満足していただけるよう一所懸命、職務に当たるわけです。稀に、お葬式を終えた後になってから、『もっと安くできる葬儀社があった。』とか、『葬儀内容に納得できなかった。』等の理由で値引きを要求してくる方がいらっしゃいますが、至極残念というほかありません。私たちはお打合せの段階で努めて、喪主(施主)様には、十分ご説明を尽くした上で、見積書にご署名を頂いていますので、このようなお言葉は、お門違いの言い掛かり以外の何物でもないと私は感じています。

 消費者が自から調べる、探す、比較見当するといった行為を放棄しておいて、『時間がなかったから。』とか、『お葬式の話をするのは縁起でもないから。』などといった理由で、言われるがまま、流されるままに葬儀社主導のお葬式になったとして、図らずもその結果が期待していたお葬式とは異なったものになったとしても、それは葬儀社に100% の非があることなのでしょうか?

 お打合せの段階で、葬儀社とご依頼者が対等の立場で話ができることが理想ですが、当然、お葬式についての情報のほとんどは葬儀社側にございますので、丁寧にひとつひとつご説明したいと思っておりますし、ご説明する義務があると思います。また、最終的には署名をして契約を成立させるという商行為であるということを認識し、依頼者側も分からないことはすべてお打ち合わせの場で解決する気構えで臨んでいただければ、より良いお葬式になると私は思います。(T.M.)

このコラムは個人的見解を示すもので、株式会社セレモニーの意見を代弁するものではありません。
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