お葬式では、参列してくださった方への感謝を表すために、料理や返礼品を用意することがあります。
こうした葬儀のおもてなしには、主に「通夜料理」「精進落とし」「返礼品」などがあります。
ただし、すべてのお葬式で同じものを用意するわけではありません。
通夜を行うか、参列者が何人くらいいるかによって、必要な内容や数量は変わります。ご家族だけで見送る場合も同様です。
ここでは、それぞれの意味や違いをご紹介します。どのような場面で用意するのかも分かりやすく解説します。
葬儀のおもてなしとは
葬儀における「おもてなし」とは、参列してくださった方への感謝を表すために用意する料理や品物です。
代表的なものとして、次のようなものがあります。
- 通夜料理
- 精進落とし
- 飲み物
- 返礼品
必要な内容は、お葬式の形式や参列人数によって異なります。
そのため、「葬儀だからすべて用意しなければならない」というものではありません。
ご家族・ご親族だけで行う家族葬では、内容を簡素にすることもあります。一日葬では、通夜を行わないため準備内容も変わります。
通夜料理とは

通夜料理とは、お通夜の際に参列された方へ用意する料理です。「通夜振る舞い」と呼ばれることもあります。
料理には、寿司や天ぷら、オードブルなどがあります。複数の方で取り分けやすいものが選ばれることもあります。
内容や数量は、参列人数や地域の慣習に合わせて決めます。ご家族の希望も確認しながら準備します。
お通夜には、ご家族・ご親族以外の方が参列されることもあります。故人様の友人や仕事関係の方などです。
そのため、参列人数を事前に正確に把握できない場合があります。
人数が分からないときは、想定される参列者数をもとに数量を決めていきます。
一方、通夜を行わない一日葬では、原則として通夜料理を用意する場面はありません。
葬儀形式を決める際には、式の内容だけでなく参列者の範囲も考えておくと準備しやすくなります。
精進落としとは

精進落としは、葬儀や火葬などの節目に行う会食です。ご家族・ご親族や関係者が食事をともにします。
料理は、一人ずつ用意する会席料理やお弁当形式などがあります。
通夜料理とは異なり、あらかじめ人数を確認して一人分ずつ用意するケースもあります。
現在は、火葬後や葬儀の進行に合わせて会食の席を設けることがあります。
タイミングや形式、呼び方は地域によって異なります。宗教・宗派や利用する式場によって違いが出ることもあります。
家族葬など少人数のお葬式では、希望に合わせて内容を調整できます。会食を行うかどうかも含めて検討します。
返礼品とは

返礼品とは、参列してくださった方や香典をいただいた方へお渡しする品物です。感謝の気持ちを伝える目的があります。
品物には、お菓子、お茶・コーヒー、海苔などがあります。持ち帰りやすく、ご家庭で利用しやすいものが選ばれることがあります。
葬儀でお渡しする返礼品には、いくつか種類があります。代表的なのが「会葬御礼品」と「香典返し」です。
会葬御礼品
葬儀や通夜に参列してくださった方へ、お礼としてお渡しする品物です。
香典の有無にかかわらず、参列への感謝を伝えるために用意する場合があります。
香典返し
香典をいただいた方へ、お礼としてお返しする品物です。
会葬御礼品とは目的が異なります。準備するときは、それぞれを分けて考えると分かりやすくなります。
必要な数量は、参列人数や香典をいただく人数によって変わります。
数量が分からない場合は、想定人数をもとに葬儀担当者と相談しながら決めていきます。
通夜料理・精進落とし・返礼品はいつ必要?
葬儀のおもてなしは、葬儀形式によって変わります。
| 内容 | 主な場面 | ポイント |
|---|---|---|
| 通夜料理 | 通夜後など | 通夜を行わない場合は原則として不要 |
| 精進落とし | 葬儀・火葬後など | 家族・親族などの人数を想定して準備 |
| 返礼品 | 通夜・葬儀など | 参列人数や香典の状況に合わせて準備 |
上記は一般的な考え方です。地域の慣習や宗教・宗派によって異なる場合があります。
また、お葬式の形式によっても内容は変わります。
「家族葬だから料理は不要」「一日葬だから返礼品は不要」と、一律に決まるものではありません。
誰に参列していただくのかを確認しましょう。そのうえで、どのようにお見送りしたいかを考えることが大切です。
おもてなし費用は参列人数によって変わります
料理や返礼品は、参列される人数によって金額が変わりやすい費用です。
費用を考える際は、次のような項目を確認します。
- 料理を何名分用意するか
- 飲み物をどの程度用意するか
- 配膳人が必要か
- 会葬御礼品を何個用意するか
こうした内容によって、おもてなし費用の総額は変わります。
葬儀費用を確認するときは、祭壇や葬儀コースの料金だけを見るのではありません。
想定される参列人数を含めて見積もりを確認することが重要です。
実際の費用例を見る
株式会社セレモニーでは、葬儀費用を4つに分けてご案内しています。
- 葬儀コース費用
- 斎場・火葬場等の実費費用
- おもてなし費用
- 宗教者への謝礼等
精進料理や飲み物、配膳人、会葬御礼品などを含めた費用例も掲載しています。
お料理や返礼品の資料もご覧いただけます
具体的なお料理や返礼品を検討する際は、Web上のカタログもご利用いただけます。
「資料ダウンロード」では、次の資料をご案内しています。
- 返礼品カタログ
- 通夜振舞い・お料理カタログ
実際に取り扱う料理や返礼品は、時期や内容によって変わる場合があります。
具体的な商品については、最新のカタログをご確認ください。
葬儀のおもてなしで迷ったときは
必要なおもてなしは、お葬式の形式や参列人数によって変わります。
参列人数がまだ分からない段階では、「どのくらい準備すればよいのか」と迷うこともあります。
最初から数量を正確に決める必要はありません。
まずは、次の点を整理してみましょう。
- 通夜を行うか
- ご家族・ご親族は何名くらいか
- 一般の参列者をお招きするか
- 会食を行うか
これらを確認しながら、必要な料理や返礼品を考えていきます。
株式会社セレモニーでは、お葬式の内容や想定人数を伺って費用をご案内しています。
料理や返礼品についても、葬儀全体の内容に合わせてご相談いただけます。




