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2024年10月1日お墓の引っ越し（改葬）をスムーズに進めるための準備と手順

最近は墓じまいについて考える方が増えてきました。

今回は、墓じまい（改葬）についてコラムを更新したいと思います。

本来お墓というのは、代々受け継ぐ人がいて、墓守をする方がいましたが・・・

最近は

「お墓を継いでくれる人がいません」

「お墓の維持費を安くしたい」

「お墓が遠くにあるのでお墓参りが大変」

ライフスタイルや社会状況が急速に変化している中、核家族化や少子高齢化、地方の過疎化などの影響で、お墓や供養に対する人々の考え方も大きく変化しています。

ご遺骨を継承の負担がない埋葬方法を選ぶ、自宅の近くへ埋葬しなおしたい。など、将来の安心を見据えて今のうちに行動を起こす方が増えています。

元々のお墓を解体してご遺骨を別の墓地に移す、お墓のお引越し（改葬）には様々な選択肢があります。お墓の引っ越し方法は主に4パターンに分けられます。

・ご遺骨をすべて新しいお墓に移したい。

・ご遺骨の一部だけ移したい。

・特定の骨壺の中から分骨したい。

・ご遺骨と一緒に墓石も移したい。

一番多いのがすべてのご遺骨を新しいお墓に移すケースです。墓石の移設についてですが、通常、移設できるのは石碑とご遺骨のみです。納骨棺や外柵と呼ばれる石碑の周囲の石材は、改葬先のお墓の寸法が合わないなどの理由で移設できない場合がほとんどです。墓石の大きさや移送距離によっては、新たに墓石を用意するよりも移設費用が高くなることがあります。

改葬先の一例に…

後継者がいない、負担をかけたくない　→　永代供養墓

費用を抑え自然と共生し自然の中で眠りたい　→　樹木葬

管理の手間を減らしコンパクトに供養したい　→　納骨堂

美しい自然と完全に同化し革新的な供養をしたい　→　散骨

どの改葬にもメリットとデメリットがあるためよく調べ比較し情報を精査しましょう。親族間でもしっかりと話し合い、お互い納得しトラブルは避けましょう。

いずれにせよ、悔いのない選択をすることが重要です。

【お墓のお引越しの一般的な手順】

移転先を確保する

お墓に眠る方はご親戚にとっても大切なご先祖様ですので、いきなり「お墓を移す」と伝えるのではなく、まず事前に相談しましょう。また、お墓の管理者（寺院の場合はご住職）にも事前に話をしておくことが大切です。引っ越しが決まったら、まず情報を集め、移転先を決めることが優先です。新しい納骨先が決まらないと、次の手続きに進むことができません。

改葬許可申請をする

引っ越し先の霊園が決まり、申し込みが完了すると「墓所使用承認証（許可証）」が発行されます。その際、「受入証明書」も発行してもらいましょう。管理者によっては「墓所使用承認証」を「受入証明書」として扱う場合もあります。新しいお墓の工事に合わせて、引っ越しの日程を決めることが重要です。　　

　受入証明書（引っ越し先の霊園）　

　改葬許可申請書（現在遺骨のある墓所）

　┗埋葬許可証と兼用になっている場合があります。

役所に「改葬許可申請書」と「受入証明書」を提出し「改葬許可証」を交付してもらいます。