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葬祭コラム
2024年12月10日家族葬や直葬「喪主」になるということ。パルシステム提携葬儀社が考えます。
12月だというのに、いつもより気温が高い気がします。
弊社では地域包括支援センターや社会福祉協議会。パルシステム関係の委員会活動などで
終活に関する講演やセミナーを行っています。
色々なご質問を頂きますが、時々「葬儀に参列したことはあるが、喪主になった事はないんです」
「何を気を付ければいいですか?」というようなご質問を頂くことがあります。
「お葬式に参列したことはありますが、喪主の経験はない」という方がほとんどではないでしょうか?
喪主になるということは、大切な故人を送り出す役割を担い、葬儀全体の中心的な存在として様々な責任を果たす立場に立つことを意味します。
また葬儀に参列した方にご挨拶するのも喪主の大切な役割になります。
なお、忘れていけないのは、無事に葬儀が終わり、四十九日法要などの手配も喪主が行い、法要が終わったら、香典返しの手配なども忘れてはいけません。
喪主として気を付けるべき点を以下にまとめました。
1.~心構えと役割~
喪主とは故人をお見送りの代表(中心的存在)であることを意識すしてください。
喪主は、弔問客や親族、関係者に対応する必要があります。落ち着いて振る舞い、故人への敬意を示すことが重要です。
喪主は、喪に服すという意味もありますので、故人を偲び対応する必要があります。
※感情のコントロール
悲しみが深い中でも、葬儀の進行や弔問客への対応を行う必要があります。無理に感情を抑える必要はありませんが、
周囲への配慮を忘れないよう心がけましょう。
家族や親族が故人に対して感謝などを伝えるのはもちろんですが、関係者にも、そのような場を準備する必要もあります。
どんな方でも沢山の方と付き合いがあったはずです。一つの区切りとして沢山の方に見送りをさせてあげて下さい。
2. ~準備と手続き~
※葬儀の準備
葬儀社との打ち合わせや、葬儀の形式(宗教や規模など)の決定を行います。
故人の意思や家族の意向を尊重しながら進めることが大切です。
パルシステムと提携している当社では、経験豊富なディレクターが丁寧に対応しますのでご安心下さい。
なお、宗教者との連絡は喪主の大切な行動の1つです。葬儀社と相談しながら丁寧に連絡をする必要があります。
※必要書類の確認
死亡届や火葬許可証など、役所での手続きが必要になります。葬儀社が代行してくれる場合がほとんどです、
確認を怠らないようにしましょう。
なお、パルシステムと提携している株式会社セレモニーは、死亡届の書き方を丁寧にご説明し、
死亡届の役所への提出は当社で行いますので安心下さい。
※費用の把握
葬儀費用は喪主が管理することが多いため、予算を明確にし、費用の見積もりを事前に確認しましょう。
また葬儀社との打ち合わせで、わからない時はきちんと確認をする必要があります。
「これは何ですか?」ときちんと聞くことで、後悔のないお葬式を行うことができます。
3. ~弔問客への対応~
※弔問客への挨拶
弔問客(参列者)に対して、故人に代わって感謝の意を伝えます。特に親族や故人と親しい友人には丁寧に対応することが求められます。
ここで故人との色々なエピソードを聞くことで生前の故人の一面を垣間見ることも可能です。
葬儀の時に出棺の挨拶があります。基本的は喪主が行います。
参列のお礼と共に、晩年の故人の様子を伝えることも大切です。
※服装やマナー
喪主としての服装や立ち居振る舞いは、弔問客に与える印象が大きいため、礼儀をわきまえた行動を心がけます。
以前は和装が主流でしたが、最近では洋装で喪主を務められる方も多くなりました。
疲れない服装で無理の無いようにするのも必要です。
パルシステム提携の葬儀社である当社では貸衣装のご紹介もしておりますので、お問合せください。
4. ~葬儀当日の注意点~
※時間配分(タイムテーブル)の確認
葬儀の進行スケジュールを事前に把握し、滞りなく進行するようにします。
葬儀の施行は葬儀社が行いますが、参列のこられる方にタイムテーブルをお伝えすることが必要です。
帰りの時間などで交通機関の調整が必要になるためです。
※親族や関係者との連携※
親族や参列者からの質問や要望に対応することも多いため、事前に連絡を取り合い、役割分担をしておくとスムーズです。
特に葬儀の時の受付や会計の担当。また献杯の挨拶などは早めにお願いしておくといいかもしれません。
※体調管理
喪主は多くの人と接するため、体力的にも精神的にも負担が大きいです。無理をせず、適度に休憩を取ることを心がけましょう。
常に気が張っている状態です。周りの方にサポートをお願いすることも必要です。
また、葬儀では色々は方がそばにいてくれて、新たなやさしさに触れ、これからの生活のサポートなどもおねがいできると思います。
万が一体調に心配がある時は葬儀社に相談します。導線を検討したり、負担が少なくなるようにコーディネートが可能です。
5. ~葬儀後の対応~
※香典返しやお礼状の準備
弔問客からいただいた香典へのお礼を忘れずに。葬儀後1ヶ月以内を目安に香典返しを手配します。
ただし、仏式の場合は四十九日法要(七七日忌)でお礼をする場合が多いです。
パルシステム提携の葬儀社である当社では、関連業者と連携してシームレスな香典返しのお手配が可能です。
葬儀の時から葬儀の後まで、セレモニーにお任せいただけることで、喪主の負担は相当軽くなります。
※四十九日や法要の準備
四十九日や一周忌など、今後の法要の予定を立てる必要があります。日程や場所の調整を早めに行いましょう。
菩提寺さんがいらっしゃる場合には、お寺さんのご都合にも注意しましょう。
最近では真夏の法要はお身体の負担が大きいので、時期をずらして行う方が多いです。
当社では松戸市に「法要館八柱霊園前」という法事や法要を行う施設がありますので、
お墓の前での法要が難しい、季節的にお墓の前は避けたい。という方はご相談ください。
※遺品整理や相続手続き
遺品整理や相続手続きなど、葬儀後に必要な事務作業も喪主が中心となることが多いです。
パルシステムと提携している株式会社セレモニーでは、遺品整理や相続、法要や香典返しのことなど
各種専門家と提携しておりますので、適時様々なサービスを提供できるようになっていますので、
「葬儀のあとの困った」はお気軽に相談頂けます。
6. ~周囲への配慮~
※家族や親族への気遣い
喪主は中心的な役割を果たしますが、家族や親族の意見や気持ちを尊重することが大切です。
※弔問客の立場を考える
遠方から来てくれる方や高齢の方への配慮(送迎や宿泊の手配など)も忘れないようにしましょう。
最近は感染症のことなどもあり、高齢な方の参列が少なくなりました。しかし故人と会いたい気持ちもあるはずです。
私たちは葬儀のもIT化を進めていますので、遺影写真や祭壇の写真を離れたところから確認し
故人を偲ぶことのできる「スマート葬儀」システムを導入しております。
7. ~自分自身のケア~
※悲しみを受け入れる時間を持つ
喪主として忙しく動き回る中で、自分の悲しみを後回しにしてしまうことがあります。
葬儀が終わった後は、自分自身の心のケアも大切にしてください。
当社では代表取締役の秋野がグリーフケアの資格をゆうしており、
葬儀の後の心のケアにも気配りをしています。
喪主の役割は大変ですが、故人を送り出す大切な役割です。周囲の助けを借りながら、無理をせず進めていくことを心がけましょう。