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セミナー
2024年11月6日中野区の特別養護老人ホームでエンゼルケアとグリーフケアのセミナーを行いました。
2024年11月4日 中野区の特別養護老人ホーム様にて
エンゼルケアについて、、グリーフケアのセミナーを行いました。
介護職に就いたばかりの方から、長年お勤めされている方まで16名の方にご参加いただきました。
早番の方はお疲れの中、皆さん一生懸命メモを取りながら真剣に聞いてい頂いたので感謝です。
目次
項 目
- エンゼルケアは死を受け入れるための重要な行事であり、故人を普段の姿に戻すことを目指す。
- 守り刀は亡くなった人の身体を悪い霊から守るために置かれる。
- 末期の水は亡くなった後に口に水を含ませる儀式。
- 遺体の温度を下げることは遺体の腐敗を防ぐために重要。
- 遺体の乾燥は唇やまぶたが開いてしまう原因となるため、保湿が重要。
- 手を組むのは悪いものが出ないようにするためとされていた。
- エンジェルケアにおいて、亡くなった後の手の位置や指輪の取り扱いについての注意が必要。
- 看取りの際には、家族が亡くなった人に触れる時間を作ることが重要。
- グリーフケアは、亡くなった後の家族の悲しみを和らげるためのケア。
- グリーフケアは亡くなった後の家族の心のケアとして重要。
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1.死後の処置とエンゼルケア
死後の処置においては、死後硬直や匂いの対策が重要である。特に、死後硬直が進む前に着替えを行い、匂いが出ないように口や体を清潔に保つことが求められる。
また、エンゼルケアは死を受け入れるための重要な行事であり、故人を普段の姿に戻すことを目指す。
- 死後硬直は筋肉の多い部分から始まり、早めの着替えが必要。
- 匂いの対策として、口や体を清潔に保つことが重要。(口腔ケアの重要性)
- 鼻や口に詰め物をしないことが推奨される。
- エンゼルケアは故人を普段の姿に戻すことを目指す。
- ドライアイスを使用して体を冷やすことが必要。(葬儀社が最初に行います)
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2.守り刀と霊の保護
守り刀は亡くなった人の霊を悪い霊から守るために置かれるもので、刀でなくても故人に関連する物で代用可能。例えば、特に裁縫が好きだった女性にはハサミを置くなど。
- 守り刀は亡くなった人の霊を守るために置かれる。
- 刀でなくても故人に関連する物で代用可能。
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3.末期の水とエンジェルケア
末期の水は亡くなった後に口に水を含ませる儀式で、葬儀社のエンゼルケアは儀式性が高い。
- 末期の水は亡くなった後に口に水を含ませる儀式。
- 葬儀社のエンゼルケアは実際のところ儀式性が高い。
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4.遺体の温度管理
遺体の温度を下げることは菌の繁殖を防ぐために重要で、理想的な温度は2度。西日を避け、ドライアイスを使用するが、温度管理が不十分だと腐敗が進む。
- 遺体の温度を下げることは菌の繁殖を防ぐために重要。
- 理想的な温度は2度。
- 西日を避けるように安置する。
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5.遺体の乾燥防止
遺体の乾燥は唇やまぶたが開いてしまう原因となるため、保湿が重要。ワセリンやオリーブオイルを使用して乾燥を防ぐ。
- 遺体の乾燥は唇やまぶたが開いてしまう原因となる。
- ワセリンやオリーブオイルを使用して乾燥を防ぐ。
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6.遺体の手の組み方と腑臭
手を組むのは悪いものが出ないようにするためとされていたが、実際には毛細管現象で浮腫を起こす原因になることがある。
- 手を組むのは悪いものが出ないようにするためとされていた。
- 毛細管現象で浮腫を起こす。(特に行ってはいけない行為)
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7.エンゼレケアと葬儀の準備
エンゼルケアにおいて、亡くなった後の手の位置や指輪の取り扱いについての注意が必要である。手を縛ることは避け、
手をお腹の上に置くことが推奨される。また、葬儀屋に任せることで、適切な処置が行われることが多い。
- 亡くなった後の手の位置はお腹の上に置くのが良い。
- 指輪が取れなくなる可能性があるため、手を縛るのは避けるべき。
- ある程度は葬儀屋に任せることで、適切な処置が行われることもある。
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8.看取りと家族の感謝
見取りの際には、家族が亡くなった人に触れる時間を作ることが重要である。これにより、家族は感謝の気持ちを持ち、亡くなった人に対する最後の想い出を作ることができる。
- 見取りの際には、家族が亡くなった人に触れる時間を作ることが重要。
- 家族は感謝の気持ちを持ち、亡くなった人に対する最後の想い出を作ることができる。
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9.グリーフケアとアドバンスケアプランニング(ACP)
ビリーフケアは、亡くなった後の家族の悲しみを和らげるためのケアであり、アドバンスケアプランニング(ACP)はその人らしい見送りをするための計画です。厚生労働省もその重要性を掲げています。
- グリーフケアは、亡くなった後の家族の悲しみを和らげるためのケア。
- アドバンスケアプランニング(ACP)は、その人らしい見送りをするための計画。
- 厚生労働省もACPの重要性を掲げている。
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10.亡くなった後のメイクとケア
亡くなった後のメイクには、特別な化粧品を使う必要はなく、安価なものでも十分です。特にパウダーファンデーションは安価なものが適しており、体温で発色しないため、自然な仕上がりになります。
- 亡くなった後のメイクには特別な化粧品は不要。
- パウダーファンデーションは安価なものが適している。
- 体温で発色しないため、自然な仕上がりになる。
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11.グリーフケアの重要性
グリーフケアは、亡くなった後の家族の心のケアとして重要であり、特別なことをする必要はないが、少しの触れ合いや会話が家族の心を前向きにする助けとなる。
- グリーフケアは亡くなった後の家族の心のケアとして重要。
- 少しの触れ合いや会話が家族の心を前向きにする助けとなる。
施設が行ったアンケートをご紹介します。
・死後硬直はしっていましたが、口の臭いに関することはしりませんでした。もう少し勉強してみたいと思いました。
・遺体には乾燥が関わることを知りました。研修を受けると確かに思うことも言われないと気付くことがなかったったと思います。
乾燥した方が臭いも防げると思いましたが、考えが間違っていたことしりました。
・家族を病院、入院中や自宅で看取ってきました。年上の方等のアドバイスできれいにすることができたこと思い出しました。
葬儀の専門の方が来て下さると心強く嬉しく思います。
・とても勉強になりました。やはり葬儀社の方から直にお話を聞けることなかったので、良かったです。ご入居者様の看取りは、
何度か経験はありましたがエンゼルケアは、やったことがなく、どういうことに注意したらよいのかわからなかったですが、
口腔ケアなど室温など注意したらようと勉強になりました。ありがとうございます。
・死後硬直を考えてお着替えをする。乾燥が臭いの発生を促すことを知った。
・エンゼルケアとグリーフケアの基本に、今日の研修を受けてすごく勉強になりました。
・最後の方で本人らしくした方が良いと勉強になりましたので、今後も聞いた通りします。
・エンゼルケアについても知らないことを勉強した。
・亡くなった後の声かけの大切さがわかった。昔は綿を詰めていたが現在はやらないことを知った。
・介護に仕事をしてから数百件のお見送りをしてきました。お話しの中であった、ご家族からの感謝の言葉は嬉しいものです。
コロナ以前は葬儀に参列した際にお言葉をいただけましたが、今は家族葬が主流で伺うことが少なくなりました。
ただ、看取りは本当にその方らしい最後を迎えてもらうためのお手伝いだと思っています。その中に今後はご家族の想い、
気持ちも含めて実践していこうと思います。
・「その人らしい最期」について改めて考えることができてとても良かったです。世代が変わっていくにつれて、
グリーフケアで求められるメイクの仕方もこれからどんどん変化していくのではないかと思いました。
(その人らしいナチュラルメイクではなく、その人が生前していたメイクに近いものなど)自分も死後は綺麗な状態でいたいので、
世代によってまた新たなグリーフケアが生まれるのではないかと感じました。
・父が亡くなった時に、綺麗なお顔でした。太い管を病院で入れられていて出血もあったと聞いていますが、
葬儀社の方が懸命に処置をして下さったんだと思います。
・背中の熱を逃がす。お部屋の西日、毛細管現象により浮腫、ご遺体に締め付ける行為はいけません。
・本人や家族にとってエンゼルケアやグリーフケアは必須だと思います。今後も今の仕事を続けていくうえで
今日学んだ今の仕事を続けるうえで学んでことを生かしていければと思いました。
如何でしょうか。当社のエンゼルケアは無料で行っております。また看取りに立ち会ったことのないスタッフさんは
「自分が夜勤の当番の時に亡くなってほしくない。」「どうしよう、怖い。」「いやな予感がして集中できない」
などのお声が聞かれますが、このエンゼルケアやグリーフケアのセミナーを通して
少しでもご遺体に向き合い、「最後は私がケアさいてあげたい」と変わるように願っています。
60~90分が一般的ですが、中には45分でお願いしたい。という施設もります。
また、一回で時間がまとまって取れない場合には、別日で3回にわけて、1回30分で。
という施設もありますので、一都三県は無料で行いますので、まずはお気軽にお問合せ下さい。
最後に「よかったね」と言ってもらいる最後を。少しですがお手伝いいたします。