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新型コロナで亡くなられた場合の葬儀|対面・搬送と確認事項

執筆・編集:株式会社セレモニー コンテンツマーケティング部
監修:秋野圭崇(グリーフケアアドバイザー1級/葬祭ディレクター2級)

ご家族が新型コロナウイルス感染症で亡くなられたとき、「通常どおり葬儀を行えるのか」「故人のお顔を見てお別れできるのか」「火葬までに特別な手続きが必要なのか」と、不安に感じることがあるかと思います。

感染拡大期には、葬儀への参列やご対面、火葬に制限が設けられることがありました。しかし、現在の取り扱いは当時とは異なります。

この記事では、パルシステムの組合員さんとそのご家族に向けて、新型コロナウイルス感染症で亡くなられた場合の葬儀の考え方と、ご逝去から火葬までの流れをご案内します。2026年10月に公表資料を確認していますが、実際の対応は医療機関や利用する施設へ確認してください。

新型コロナウイルス感染症で亡くなられた場合の葬儀についてのご案内

新型コロナウイルス感染症で亡くなった場合も、通常の葬儀は行える?

新型コロナウイルス感染症で亡くなられたことだけを理由に、火葬のみのお見送りに限定する必要はありません。ご家族の希望や故人のご状態、医療機関、安置施設、式場、火葬場の受け入れ条件などを確認しながら、通夜、告別式、家族葬、一日葬、火葬式などを検討できます。

新型コロナウイルス感染症は2023年5月8日に感染症法上の「5類感染症」へ移行しました。厚生労働省が公表していた、新型コロナウイルス感染症による死亡者の処置、搬送、葬儀、火葬などに関する専用ガイドラインも、2024年5月10日に廃止されています。

この廃止は、衛生管理や感染への配慮が不要になったという意味ではありません。感染拡大期に案内されていた「必ず専用施設に安置する」「お棺を一律に密封する」「先に火葬しなければならない」といった取り扱いを、現在の一律の決まりとして考える必要はありません。

ただし、体液の漏出状況などによって専門的な感染対策が必要になる場合があります。実際のお迎えやご対面の方法は、医療機関と葬儀社に確認してください。

参考:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症」、厚生労働省「墓地・埋葬等のページ」

廃止日を確認する資料:厚生労働省・2024年4月26日事務連絡(PDF)

一般的なお葬式との違いと確認したいこと

通夜や告別式を行うかどうか

新型コロナウイルス感染症で亡くなられた場合でも、葬儀の形式はご家族の希望を踏まえて検討できます。通夜と告別式を行う二日間の葬儀のほか、一日葬や火葬式なども選択肢になります。

故人のご状態やご家族の体調、式場の利用条件によって調整が必要になることがありますので、ご希望のお別れの形を最初に葬儀社へ伝えましょう。

故人との対面やお別れができるかどうか

故人のお顔を見てお別れすることも、ご状態や施設の条件に応じて相談できます。新型コロナウイルス感染症で亡くなられたという理由だけで、対面が一律に禁止されているわけではありません。

対面できる場所や時間、棺のふたを開けられるかどうか、手を触れてのお別れが可能かどうかは、事前に医療機関や葬儀社へ確認してください。

ご家族に発熱や咳などの症状がある場合

参列を希望するご家族に体調不良がある場合は、ほかの参列者への感染を防ぐため、まず体調と参加方法について相談しましょう。高齢の方や基礎疾患のある方が参列する場合も、換気や手指衛生などに配慮します。

対面での参加が難しい方については、日程の調整やオンラインでの打ち合わせなど、状況に応じた方法を検討できます。対応できるサービスは事前に葬儀社へご確認ください。

新型コロナウイルス感染症で亡くなられた場合の葬儀の流れ

STEP 1. ご逝去と葬儀社への連絡

病院や介護施設などでお亡くなりになった場合は、医師による死亡確認の後、葬儀社へ連絡します。お迎えの場所、故人のご状態、希望する安置先などを伝えてください。

パルシステムの組合員さんは、お電話の際に「パルシステムの組合員です」とお申し出ください。新型コロナウイルス感染症と診断されていたことや、医療機関から伝えられた注意事項も、分かる範囲でお知らせください。

株式会社セレモニー(セレモ共済会)では、24時間365日お電話を受け付けています。

ご葬儀のご相談:0120-41-4021(通話無料・24時間365日受付)

STEP 2. 死後処置とお迎え

医療機関や施設では、故人のご状態に応じて必要な死後処置が行われます。その後、葬儀社がお迎えに伺い、ご安置先へ搬送します。

病院や介護施設などから故人をお迎えする際のご案内

かつては新型コロナウイルス感染症による死亡者に非透過性の納体袋を一律に使用する案内がありましたが、現在、そのような取り扱いを一律の必須事項として案内することは適切ではありません。体液漏出のリスクなど、ご状態に応じた判断が必要です。

病院や施設から指定された出発時刻がある場合は、葬儀社に伝えておくとお迎えの調整が円滑になります。

STEP 3. ご搬送とご安置

故人を安置施設やご自宅など、ご希望に応じて検討した場所へ搬送します。ご自宅での安置を希望する場合は、搬入経路や安置スペースのほか、ご状態に応じた衛生管理についても確認します。

新型コロナウイルス感染症で亡くなられたという理由だけで、必ず専用安置施設へ搬送しなければならないわけではありません。ただし、施設ごとに受け入れ条件や面会方法が異なるため、葬儀社と相談して決定します。

STEP 4. お葬式のお打ち合わせ

ご家族の希望を伺い、葬儀の形式、式場、日程、ご参列者の範囲、宗教者への連絡などを決めます。特に次の点を確認しておくと安心です。

  • 通夜と告別式を行うか、一日葬や火葬式にするか
  • 故人のお顔を見てお別れできる場所と時間
  • ご家族やご親族の参列予定人数
  • 参列希望者の体調や移動上の事情
  • 菩提寺など宗教者への連絡の要否
  • 安置期間、式場費用、火葬料金を含む費用の総額

死亡届の提出や火葬許可証の取得についても、葬儀社に手順を確認してください。必要書類や手続きの進め方をご案内します。

葬儀の日程調整と関係者への連絡についてのご案内

STEP 5. 納棺と故人とのお別れ

葬儀の形式や故人のご状態に応じて、納棺やお別れの時間を設けます。通夜や告別式を行う場合は、その日程に沿って準備します。

「お顔を見たい」「好きだった品を棺に納めたい」「家族だけで静かにお別れしたい」といった希望は、事前にお伝えください。実施できる内容は故人のご状態や火葬場の規定などによって異なります。

ご対面に不安がある場合は、感染への配慮も含めて葬儀社に相談し、ご家族が納得できる方法を検討しましょう。

STEP 6. 通夜・告別式、火葬とご収骨

通夜や告別式を希望する場合は、ご家族と決めた形式に沿って式を執り行い、その後に火葬場へ向かいます。火葬式を選ぶ場合は、式場での儀式を設けず、火葬を中心としたお見送りとなります。

火葬前のお別れの場所や時間、炉前でのお顔の確認の可否などは、火葬場によって取り扱いが異なります。希望する内容がある場合は、火葬場の利用条件を葬儀社に確認してもらいましょう。

なお、新型コロナウイルス感染症で亡くなられたからといって、24時間以内に火葬する必要はありません。原則として火葬は死亡後24時間を経過してから行います。火葬後は通常の流れに沿ってご収骨を行います。

参考:「墓地、埋葬等に関する法律」第3条

STEP 7. 火葬後のご供養や骨葬

火葬後には、納骨や法要など、今後の供養についてご家族で検討します。ご事情によって火葬を先に行った場合には、後日、ご遺骨を安置して葬儀を執り行う「骨葬(こつそう)」という方法もあります。

遠方のご親族が集まれる日にお別れの機会を設けたい場合や、体調などの理由で火葬に立ち会えなかった方がいる場合には、骨葬や後日の法要について相談できます。

骨葬は新型コロナウイルス感染症で亡くなられた場合に必ず行うものではなく、ご家族の希望によって選ぶ葬儀の形式の一つです。

火葬後に行うお葬式(骨葬)についてのご相談案内

新型コロナウイルス感染症によるご逝去で、よくある質問

Q. 新型コロナウイルス感染症で亡くなった場合、必ず火葬式になりますか?

いいえ。感染症名だけを理由に火葬式へ限定する必要はありません。家族葬、一日葬、通夜と告別式を行う葬儀なども、故人のご状態や各施設の条件を確認したうえで検討できます。

Q. 故人のお顔を見ることはできますか?

ご状態や施設の条件に応じて相談できます。面会場所や棺の開閉方法などについて、医療機関や葬儀社へ事前に希望を伝えてください。

Q. 納体袋や棺の密封は必ず必要ですか?

一律に必要とされているわけではありません。体液漏出のおそれなど、ご状態によって必要な衛生管理は異なります。医療機関や搬送を担当する葬儀社の説明を確認してください。

Q. ご家族が新型コロナウイルス感染症にかかっている場合も参列できますか?

ご本人の症状や体調、周囲への感染リスク、式場の条件などを踏まえて判断します。発熱や咳などがある場合には無理をせず、葬儀社へ事前に相談してください。

Q. 火葬を先に行った後でも葬儀はできますか?

はい。ご遺骨を安置して行う骨葬などの方法があります。参列者の都合やご家族の希望を踏まえ、日程や形式を決められます。

Q. パルシステムの組合員ですが、どこへ連絡すればよいですか?

セレモ共済会のフリーダイヤル 0120-41-4021 へお電話ください。24時間365日受け付けています。お電話の際は、パルシステムの組合員さんであることと、お迎え先をお知らせください。

ご家族の希望に沿ったお見送りのために

新型コロナウイルス感染症で亡くなられた場合でも、感染拡大期に行われていた特別な制限を前提に、葬儀の形を決める必要はありません。一方で、故人のご状態やご家族の体調、各施設の受け入れ条件などによっては個別の調整が必要です。

株式会社セレモニー(セレモ共済会)では、パルシステムの組合員さんからの葬儀に関するご相談を承っています。お迎えやご安置、お別れの方法についてお困りの際は、お電話でご相談ください。

葬儀のご相談:0120-41-4021(通話無料・24時間365日受付)

本記事は2026年10月時点で公表されている情報を基に改訂しています。感染症への対応や施設の利用条件は状況により変わることがありますので、実際の葬儀では医療機関、葬儀社、火葬場の案内をご確認ください。

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